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酒井大那さん(平成31年普通科4組卒)「福井城を守る会」設立を目指して

2020年10月6日

 酒井大那さん(平成31年普通科4組卒)は、小学生の頃に織田信長に関心を持ち、たくさんの城を巡ってきました。多くの城や城郭に魅了され、大学でも歴史を勉強しています。
多くの城の中でも、「福井城址は、美しい石垣や幅広い水堀などが残る近世城郭の完成形であり、建物がないのでどのように石垣が築かれたのかなど想像して楽しめる」と語っています。
北陸高校在学中から公民館主催のイベントに携わり、福井城址を巡るツアーガイドを務めたり、SNSでお城の魅力を発信してきました。
ある日、人から「福井城址にはなにもない。」と言われ、大きなショックを受けました。「他県では地元住民が城や城主に誇りを持っているのに、福井の人は福井城の歴史や文化を忘れている」との思いが原動力となって「福井城を守る会」の設立を目指すこととなりました。
2023年の北陸新幹線県内開業を機に、福井城の魅力を掘り起こし、発信し、観光客の受け入れ態勢を充実させることも目指しています。

福井県にあるお城、皆さんはいくつご存知ですか。
全国には約30000ものお城(城址・城郭・平城等)があるそうですよ!

今、福井では大河ドラマの影響で、一乗谷が人気となっています。
朝倉氏遺跡は、日本のポンペイとも言われ、遺跡全体が特別史跡で、原寸大の街並み復元は日本初のものです。

福井城址は、残念ながら建物は残っていませんが、石垣は笏谷石でできており形も大変美しく、お堀の幅も広くて当時は鉄壁の守りのお城でした。
徳川家康の次男、結城秀康が築城しその後270年間17代に渡る繁栄の舞台となりました。ちなみに、幕末に活躍した松平春嶽は16代目に当たります。
復元された御廊下橋と山里口御門は必見です!!
福井の地名の元となった「福の井」や天守台、少し離れた養浩館の近くには舎人門も復元されています。
全国でも本丸の場所に県庁があるというのは非常に珍しく、そこが面白いという方もいるそうです。

皆さん、ちょっと福井城址に興味が湧いてきませんか?
県庁へ行くというだけではなく、福井城址に魅力を見つけに行ってみると、楽しい発見、新しい発見があるかもしれません。

酒井さんは今後、発掘調査報告書や古絵図などを基にオンラインでの勉強会や案内チラシの作成、福井城址周辺の清掃活動などを想定。「福井城を福井のシンボルにしたい。今後の福井城のあり方を皆さんと一緒に考えていきたい。」という目標にむかって「福井城を守る会」の会員を募集しています。
会の設立は来年春を予定しており、現在自身のSNS(フェイスブック・ツイッター)で賛同者を募っています。
 興味が湧いた方、是非会員に!
酒井さん、これからもお城の魅力発信、よろしくお願いします。

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